岡山県の「空き家」について Okayamaakiya
岡山県で空き家の買取・売却(仲介)・解体・不用品回収・遺品整理を行う「インテックスホールディングス」グループが、岡山県の空き家事情について解説いたします。当社は社会問題である「空き家対策」に取り組むべく、現在までさまざまな事業を展開してまいりました。
こちらでは、「岡山県にはどのくらい空き家がある?」「他県と比べて空き家率が高い? 低い?」といった気になるポイントを、国土交通省発表のデータをもとにご説明します。
岡山県の空き家率
岡山県に「空き家」はどのくらいあるのか
岡山県の総住宅数のうち、居住世帯のある住宅は771,100戸、居住世帯のない住宅は 145,300戸。つまり、県内の145,300 戸は「空き家」ということになります。空き家率は15.6%で、47都道府県中16位と、比較的上位に属しているのが現状です。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
昭和 58 年 |
63 年 | 平成 5年 |
10 年 | 15 年 | 20 年 | 25 年 | 30 年 | |
総住宅数 (戸) |
594,600 | 647,300 | 692,500 | 759,000 | 803,700 | 866,600 | 885,300 | 916,300 |
空き家数 (戸) |
51,800 | 73,100 | 65,100 | 100,200 | 104,200 | 128,300 | 140,100 | 142,500 |
空き家率 (%) |
8.7% | 11.3% | 9.4% | 13.2% | 13.0% | 14.8% | 15.8% | 15.6% |
参照データ:平成 30 年住宅・土地統計調査結果の概要〔岡山県分〕
空き家が発生するメカニズムとは?
空き家は、防犯上・衛生上・景観上など、さまざまな観点で地域社会に悪影響を及ぼします。にも関わらず、なぜ空き家は増える一方なのでしょうか?
理由のひとつとして、相続時の問題が挙げられます。たとえば今現在ほかに住まいがある場合は、実家を相続しても誰も住む人がおらず、空き家化してしまうケースが多いでしょう。立地の良い物件であれば賃貸経営や定期借地などの活用方法も考えられますが、駅から距離がある場合などは活用が難しいため、空き家を生み出してしまうのです。
国土交通省のデータによると……
- 空き家の約4割は、最寄りの鉄道駅から2,000m以上離れているが、貸家用の空き家の約半数は、鉄道駅から1,000m未満に立地。
- 所有世帯の約7割は、空き家まで1時間以内の場所に居住。貸家用やその他の空き家を所有している世帯は、比較的近くに居住している割合が大きく、1時間以内が8割を超える。
このような傾向があるようです。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001378475.pdf参照データ:国土交通省「令和元年空き家所有者実態調査集計結果」より